産学官共同研究助成事業採択者について

以下の課題を採択しました。

企業名 株式会社 エスウッド
テーマ 新しい意匠性を有する国産材ストランドボードの試作開発および視覚評価
概要

 国産材の利用、建物の内装木質化のニーズが高まり、素材のテクスチャーや色への関心が高くなっており、特に視覚による感じ方の研究が求められている。研究者の国産材ストランドボードの製造技術は、他社にはない先導的なものである。そこで、新たに意匠性を高めたストランドボードを試作開発し、他の木質製品と比較しながら、一般消費者等による視覚評価試験を行い、見え方や感じ方を分析し、壁面材、天井材あるいは家具・什器等への用途展開を念頭に開発する。将来的に国産材、県産材の使用量増が期待でき、地域の林業や林産業の雇用の創出に繋がる。

研究分野 木材加工
共同研究者 大阪市立大学(大学院工学研究科)・岐阜県生活技術研究所
企業名 日本耐酸壜工業株式会社
テーマ 水浄化機能を有するガラスボールに関する開発
概要

研究者は、高速で稼働する全自動製造システムと高い技術力による安定した品質のガラスびんを製造している。本事業では、ガラスびん中のラムネ用ビー玉(年間約3,000万個生産)の高付加価値化、販路拡大及び新製品の開発を目指す。すなわち、ガラスボール(ビー玉)表面に光触媒機能を有する酸化チタンを担持し、水浄化機能を有するガラスボールを開発する。環境浄化に関する市場規模は大きく、例えば、アジア諸国の生活排水の環境浄化経費の0.1%でも参入できれば、数十億円の経済効果が見込まれる。

研究分野 化学工業(無機製品)
共同研究者 岐阜大学(工学部)・岐阜県セラミックス研究所
企業名 株式会社東海技研工業
テーマ 異金属素材の突合せ溶接技術の創造
概要

地球環境エネルギー対策として、車の低燃費化、軽量化が注目されている。軽量化のために、車の構成素材が鋼板からアルミ材への移行が検討されているが、鋼材とアルミ材との一体化が課題である。研究者は、溶接技術に関する熟練と経験を活かした加工技術で地場産業に貢献してきた。そこで、レーザー溶接機を用いて、突合せ溶接での連続的な溶接加工を施し、これまで母材の1/2程度の接合強度まで達成したが、本事業では母材強度と同じ接合強度の実現を目指す。これにより、溶接速度が5~10倍になり、車輛生産のスピード化、コストダウンが可能になり、車の素材改革の画期的な要素となる。

研究分野 金属加工
共同研究者 岐阜大学(工学部)・岐阜県工業技術研究所